50代の出逢いで反応が変わる書き方|バツイチと書いた女性が再婚まで

登録して三ヶ月、誰からも反応がない。パーティーに出ても連絡先の交換で終わる。そのたびに、やはり年齢なのだろうと結論づけそうになる。

その結論に落ち着くと、動く理由が消える。だから、その前に確かめておきたいことがある。実際に50代で出会えた人たちが何を変えたのか、そして結果が出るまでにどれくらいかかったのかだ。反応がなかった人は、年齢で切られていたのではなく、自分の情報を出していなかった。

目次

反応がないのは年齢ではなく、見せ方が足りていない

三ヶ月ゼロだった男性が翌月にマッチした

52歳で製造業に勤める男性は、登録から三ヶ月間まったくマッチングできなかった。落ち込んでいたという。

変えたのは二点だけだ。プロフィール写真を自然な笑顔のものに差し替えた。自己紹介文に、ゴルフと旅行が趣味で穏やかな日常を共有したい、と具体的に書いた。

翌月、同年代の女性とマッチングした。相手の趣味である登山の話で意気投合し、四ヶ月の交際を経て正式に交際を宣言している。

三ヶ月ゼロと翌月のマッチングを分けたのは、年齢でも収入でもない。写真と一文だ。

自分をちゃんと見せていなかった、という気づき

彼はこう振り返る。年齢が問題なんじゃなくて自分をちゃんと見せていなかったのが問題だった、誠実に向き合えば絶対に出会える、と。

この気づきには理屈がある。相手が見ているのは年齢の数字だけではない。この人と会って、何を話すことになるのかを想像している。趣味も暮らし方も書かれていないプロフィールでは、想像する材料がない。材料がなければ、残っているのは年齢の数字だけになる。年齢で切られたように見える現象の多くは、年齢しか情報を出していなかった結果だ。

写真と一文、直すのはこの二つだけ

自然な笑顔の一枚に変える

50代の写真で問われるのは若さではない。会ったときに同じ人だと納得できるか、そして表情が硬くないかだ。

証明写真のような真顔、逆光で顔が暗い一枚、十年前の写真。この三つは差し替えたほうがいい。加工で若く見せる必要はまったくない。屋外の明るい場所で、目線を少し外して笑っている写真が、いちばん警戒されにくい。

趣味は名前を出して具体的に書く

穏やかな性格です、優しい人が好きです。この種の文章は、書いていないのとほぼ同じになる。

先の男性が書いたのは、ゴルフと旅行という固有の名前と、穏やかな日常を共有したいという方向性だ。相手はそこから会話を想像できる。実際に返信のきっかけになったのは、彼のゴルフではなく相手の登山だった。趣味を書くと、共通点だけでなく近い領域からも声がかかる。

旅行先の写真が会話の入り口になる

52歳で自営業をしている女性は、プロフィールに旅行先の写真を載せた。それを見た相手からメッセージが届き、互いに写真好きだとわかって会う流れになった。

見た目じゃなく感性でつながった感覚がうれしかった、と彼女は語る。今も月に数回のペースでデートを続けている。

顔写真以外に一枚、自分が過ごしている場所の写真を入れておく。それが最初の一言を書きやすくする。

離婚歴は書いたほうが、来る人が変わる

どうせ会えばわかることだから

54歳でパート勤めをしている女性は、離婚歴を隠すべきか悩んだ。結論は、どうせ会えばわかることだから、だった。プロフィールにバツイチであることを正直に書いた。

すると、同じ境遇の男性から共感の連絡が次々と届いた。落ち着いたメッセージのやり取りを重ねた相手と、週末に月1回のペースで関係を深め、一年後に再婚している。毎日何通もやり取りしなくていい距離感が心地よかった、と彼女は言う。

同じ境遇の人から連絡が来る仕組み

隠すと、母数は増えるかもしれない。ただし増えるのは、離婚歴を気にする人を含んだ母数だ。そこから関係を進めても、どこかで打ち明ける場面が来る。打ち明けた時点で、隠していた事実のほうが問題になる。

正直に書くと、母数は減って質が変わる。連絡してくる相手は、離婚歴を了解したうえで書いている。50代は初婚のほうが少数派で、同じ経験をした相手のほうが話が早い場面も多い。

子どもの有無、同居しているかどうかも同じだ。あとで説明が必要になる情報は、先に出したほうが交渉が楽になる。

続けた月数が、最後に効いてくる

最後にしよう、と登録して13ヶ月目

59歳で定年を控えた男性は、婚活パーティーも結婚相談所も経験したがうまくいかなかった。最後にしよう、と決めてアプリに登録している。

心を通わせる相手と出会ったのは、13ヶ月目だった。長く続けたことが結果につながった、と彼は話す。

54歳の女性が再婚に至ったのも一年後。52歳の男性が交際を宣言したのは、写真を変えてから四ヶ月後、登録からは八ヶ月目にあたる。

三ヶ月で判断しないという決め方

50代の出会いには、一年前後という幅がはっきりある。数か月で決まった人はほとんどいない。

理由は単純だ。この年代は生活も価値観も固まっているので、合う合わないの判定が早い。そのかわり、合う相手に当たる確率そのものが低い。だから短期の勝負にはならず、続けた人から順に決まっていく。

三ヶ月で成果が出ないときにやるべきなのは撤退の判断ではなく、変数をひとつ変えることだ。写真を替える、紹介文を書き直す、サービスを移る。動かす順番はこの通りでいい。

手段は三つ、向き不向きがはっきり分かれる

婚活パーティーで沈黙が続いた夜

56歳の元会社員の男性は、パーティーではい、しか言わない男性と同席した。周囲も沈黙が続き、結局自分がボランティアで司会をする羽目になったという。

パーティーは、その場の空気に成果が左右される。話を回せる人には向いているが、疲れて終わる回も出る。相性の悪い回に当たったからといって、自分に向いていないと結論を出さなくていい。

同年代限定という条件が効く場合

一方で、同年代限定のパーティーに参加した48歳の女性は、気の合う相手とすぐに意気投合し、数回のデートを経て交際に発展している。

年齢層が揃っていると、その場で年齢を気にする必要がなくなる。50代で参加するなら、参加条件に年齢の幅が明記されている回を選ぶ。この条件ひとつで、体験の質がかなり変わる。

アプリは会う前のやり取りが長い

アプリは自分のペースで進められるが、会うまでのメッセージが長引きやすい。三往復ほどで会う日を提案する、と最初に決めておくといい。やり取りが二週間を超えると、たいてい熱が抜ける。

相談所は費用がかかるが、身元確認と進行の管理がある。真剣度の低い相手に時間を取られたくないなら、費用の分の価値は出る。

違和感は、理由がなくても優先していい

夜道で突然声をかけられた話

先の56歳の男性には続きがある。疲れて帰る夜道で、パーティーで同席した男性が突然現れ、すみません、と声をかけてきた。用件は連絡先の交換だったが、彼は違和感を覚えて深入りしなかった。

判断としては正しい。用件そのものは無害でも、伝えてくる場面の選び方に相手の距離感が出る。夜道で待ち伏せる形になっている時点で、こちらの都合が計算に入っていない。

断る理由を言葉にしなくていい

50代で出会いを探すとき、丁寧さが仇になることがある。理由を説明できないと断ってはいけない気がしてしまう。

説明しなくていい。なんとなく怖い、話が噛み合わない、聞かれ方が嫌だった。それだけで距離を取る理由として十分だ。

初回は昼間に、駅から近い店で会う。住所と勤務先はすぐに出さない。この二つだけ守っておくと、違和感を覚えた時点で引き返せる。

めんどくさいと感じたときの扱い方

なんて呼べばいい、で現実に戻る瞬間

56歳の女性は、二年ぶりにアプリを再開して同世代の会社員とマッチした。やり取りが久しぶりでドキドキしたという。

その気持ちが切り替わったのは、なんて呼べばいい、と聞かれた瞬間だった。急に現実味が増して、めんどくさい、と感じ、そのままフェードアウトした。

この反応を、意欲がないと責める必要はない。呼び名を決めるという行為は、関係に形を与える最初の一歩だ。そこで面倒に感じたなら、今は関係を作る時期ではないというだけのことだ。

出会いはトッピングだと言い切った人

彼女はこう笑っている。50代の出会いはトッピングみたいなもの、日常が充実していればそれだけで十分幸せ、と。

この位置づけを持っている人ほど、続けても消耗しない。出会いを人生の欠けた部分を埋める手段にすると、うまくいかないたびに自分の価値が下がる感覚が来る。日常の上に載せるものだと決めておけば、載らない月があっても土台は揺れない。

今週やること

写真を一枚撮り直す。屋外の明るい場所で、少し目線を外して笑う。加工はしない。

自己紹介文に、趣味の名前を二つと、どんな時間を過ごしたいかを一行書き足す。

離婚歴や子どもの有無を隠しているなら、書き直す。

そして、いつまで続けるかを決めるなら、三ヶ月ではなく一年で区切る。実った人の多くが、その手前で一度は諦めかけている。

50代でマッチングアプリを使っても出会えますか

出会えます。実例では、52歳の男性が登録八ヶ月目に交際へ、54歳の女性が一年後に再婚、59歳の男性が13ヶ月目に相手と出会っています。同世代の利用者は実際にいるため、続けられるかどうかが結果を分けます。

マッチングしないのは年齢のせいですか

年齢ではなく、情報が出ていないことが原因である場合がほとんどです。三ヶ月まったくマッチングしなかった男性が、写真を自然な笑顔に変え、趣味を具体的に書いた翌月にマッチングしています。趣味も暮らし方も書かれていないと、相手に残る判断材料が年齢の数字だけになります。

プロフィール写真はどう用意すればいいですか

屋外の明るい場所で、自然に笑っている一枚に差し替えてください。証明写真のような真顔、顔が暗い写真、十年前の写真は避けます。加工で若く見せる必要はなく、会ったときに同じ人だと納得できることが条件です。

自己紹介文には何を書けばいいですか

趣味の名前と、どんな時間を過ごしたいかを具体的に書いてください。ゴルフと旅行が趣味で穏やかな日常を共有したい、と書いた男性が反応を得ています。穏やかな性格です、といった抽象的な表現は、相手が会話を想像できないため効果が薄くなります。

離婚歴は正直に書くべきですか

書いたほうが結果につながります。バツイチであることを正直に書いた女性には、同じ境遇の男性から共感の連絡が次々と届き、一年後に再婚しています。隠すと母数は増えますが、後で打ち明ける場面で隠していた事実のほうが問題になります。

婚活パーティーとアプリと相談所はどれがいいですか

自分のペースで進めたいならアプリ、その場で話せる人はパーティー、真剣度の低い相手に時間を取られたくないなら相談所が向いています。パーティーを選ぶ場合は、参加条件に年齢の幅が明記された同年代限定の回を選んでください。年齢層が揃っていると、その場で年齢を気にせずに済みます。

何ヶ月くらい続ければ結果が出ますか

一年前後を目安にしてください。実例では八ヶ月、一年、13ヶ月で結果が出ています。三ヶ月で成果がないときは撤退するのではなく、写真、紹介文、サービスのいずれかを一つ変えてください。

メッセージのやり取りが面倒になってしまいます

今は関係を作る時期ではない、というだけのことです。呼び名を聞かれた瞬間にめんどくさいと感じ、そのまま離れた女性がいます。出会いを日常に載せるトッピングとして位置づけている人ほど、続けても消耗しません。

相手に違和感を覚えたときはどうすればいいですか

理由を説明できなくても距離を取ってかまいません。パーティーで同席した相手に夜道で突然声をかけられ、違和感から深入りしなかった男性がいます。初回は昼間に駅から近い店で会い、住所や勤務先はすぐに伝えないでおくと、引き返しやすくなります。

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この記事を書いた人

シニア向け雑誌の人生相談コーナーの担当として、これまで1000通を超える読者の手紙を読んできました。悩みの多くは、分かってくれる相手が欲しいのだと知りました。定年後の空白、体力の変化、新しい人付き合い。人生後半は終わりではなく仕切り直しの時期です。

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